3階建ての家は売却しにくい?理由や売るときのポイントを解説

2024-08-27

3階建ての家は売却しにくい?理由や売るときのポイントを解説

この記事のハイライト
●3階建ては延べ床面積を広く確保できることや駅から近いところに建てられているといった特徴がある
●上下の移動が大変になることやメンテナンスにかかる費用が高くなりやすいことなどが売却しにくい理由
●上下の移動をスムーズにするためにエレベーターを設置したり耐震診断をおこなったりすると買主が見つかりやすくなる

狭小地や必要な部屋数が多いとき、部屋の数を確保するために、やむを得ず3階建ての家を建てることがあります。
眺望や採光を得やすいといったさまざまなメリットがある反面、売却しにくくなることがデメリットです。
今回は3階建ての特徴や売りにくい理由、売却時のポイントについて解説します。
新潟県長岡市を中心に新潟県全域で不動産売却をお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

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売却するなら知っておきたい3階建ての特徴とは?

売却するなら知っておきたい3階建ての特徴とは?

まずは、3階建ての特徴について解説します。

特徴1:延べ床面積を広く確保できる

特徴としてまず挙げられるのが、延べ床面積を広く確保できることです。
延べ床面積とは家の広さのことで、新築する際に家族構成やライフスタイルによって決めることができます。
家族の人数が多く、それぞれに個室が必要な場合は、その分延べ床面積を広く確保する必要があるでしょう。
しかし、土地が狭いと、部屋数を減らしたり一つひとつの部屋を小さくしたりしなければなりません。
3階建てなら延べ床面積を多く確保でき、家族みんなの個室をつくることができるのが特徴です。

特徴2:駅から近いところに建てられているケースが多い

駅から近いところに建てられていることも、大きな特徴の一つです。
3階建ての家は、閑静な住宅地より、比較的駅の周辺に多くあります。
その理由の一つが、都市計画法の用途地域が関係しているためです。
用途地域とは、建てられる建物の種類や用途に制限があるエリアのことで、住居系と商業系、工業系の3種類があります。
住居系は一戸建てが多く建ち並んでいる場所で、子育て世帯が多く住んでいるイメージです。
商業系は買い物施設が多く、駅前など利便性が優れているエリアとなります。
工業系とは工場が多く、工業が発展している場所です。
3階建てが多い駅の周辺などは、商業系の用途地域に分類されるケースが多く、住居用住宅を建てるための広い土地は購入するのが難しくなっています。
そのため、やむを得ず狭小地を購入し、マイホームを建てる方が多いのです。

特徴3:高さを活かした生活を送れる

特徴として、高さを活かせることも挙げられます。
3階建ては平屋や2階建ての家に比べて高さがあるので、立地によっては日当たりや眺望の良さを確保することが可能です。
洗濯物や布団が乾きやすいことや、明るい室内、セキュリティー対策ができるなど、多くのメリットを得られるでしょう。
また、1階が親世帯で2階に子ども世帯、3階は家族みんなが集まるスペースという風に、2世帯住宅として活用することもできます。
高さを活かした生活が送れるのは、3階建てならではの魅力です。

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3階建ての家が売却しにくい理由とは?

3階建ての家が売却しにくい理由とは?

続いて、3階建ての家が売却しにくい理由について解説します。

理由1:上下の移動が大変になる

理由としてまず挙げられるのが、上下の移動が大変になることです。
たとえば1階にお風呂やトイレ、2階にリビングダイニング、3階に寝室や子ども部屋というように建てたとします。
このような間取りの場合、1日何度も階段の昇り降りが必要になるでしょう。
若くて元気なときは問題ありませんが、年齢を重ねたり足にケガをしたりしたときは、上下の移動が大変になる可能性が高いです。
高さを活かした生活が送れる反面、縦移動の生活になるため、売却しにくいといわれています。

理由2:メンテナンスにかかる費用が高くなりやすい

メンテナンスにかかる費用が高くなりやすいことも、売却しにくい理由の一つです。
水回りが2階にある場合、配管などを上に配置する必要があるため、その分費用がかさみます。
雨漏りが発生した際に、どこから侵入しているのか、特定が難しくなるケースもあるでしょう。
平屋や2階建てとは違い、構造上メンテナンス費用が高額になりやすいため、購入をあきらめる方もいます。

理由3:ターゲットが絞られる

売却しにくい理由として、ターゲットが絞られることも挙げられます。
たとえば老後の生活を考えている方にとって、上下に移動が必要となる3階建ては、そもそも候補に入らないのが一般的な考えです。
土地を限定したときに、3階建てしかない場合は購入することはあるでしょう。
しかし、あえて3階建てを選ぶ方は少なく、平屋や2階建てより売却しにくくなります。

理由4:駐車場がないまたは1台しかスペースがない

駐車場が確保しにくいことも、大きな理由の一つです。
先述のとおり、3階建てが多い駅の周辺などは、商業系の用途地域に分類されるケースが多いといえます。
そのため、住居用住宅を建てるための広い土地は、購入するのが難しいのが現状です。
土地が狭ければ駐車場を確保できず、駐車場がないまたは1台しかスペースがないといったことにもなり得るでしょう。
車を複数台所有している方なら、候補から外されてしまう恐れもあります。

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3階建てを売却するときのポイント

3階建てを売却するときのポイント

最後に、3階建てを売却するときのポイントについて解説します。

ポイント1:上下の移動がスムーズになるようにエレベーターを設置する

ポイントとしてまず挙げられるのが、エレベーターを設置することです。
売却しにくい理由の一つに、上下の移動が大変になることが挙げられます。
そのため、ターゲットが絞られてしまうのがデメリットです。
上下の移動をスムーズにできるようエレベーターを設置すると、ターゲットの幅が広がり、早期の売却が見込めるでしょう。

ポイント2:耐震診断をおこなっておく

耐震診断をおこなっておくことも、ポイントの一つです。
耐震診断では、建物の耐震性能を調査し、地震に対する安全性を調査します。
建物内部にある柱や梁、壁などの状態をチェックしたり、地盤の強度を調べたりするのが特徴です。
調査をおこなうのは、建築士や土地家屋調査士となるのが一般的となります。
日本全国で地震が多発している昨今、中古物件の購入時に建物の耐震性を気にする方も少なくありません。
耐震性能に問題がないと判断されれば、安心して購入できるので、早期の売却につながるでしょう。

ポイント3:事業用の不動産として売る

ポイントとして、事業用の不動産として売ることも挙げられます。
個人をターゲットにするのが難しい場合、店舗や宿泊などとして売りに出すのも一つの方法です。
事業用の不動産を探している方にとって、空間を上手く使える3階建ての家は、魅力的に見える可能性があります。
眺望の良さや開放感を売りにした、店舗や宿泊施設に向いているといえるでしょう。
居住用だけでなく、事業用として売り出せば、ターゲットの幅も広がります。

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まとめ

3階建ての特徴として、延べ床面積を広く確保できることや駅から近いところに建てられていること、高さを活かした生活を送れるといったことが挙げられます。
上下の移動が大変になったり、メンテナンスにかかる費用が高くなりやすかったりするため、売却しにくいのが現状です。
上下の移動をスムーズにするためにエレベーターを設置したり、耐震診断をおこなったりすることが早く売るためのポイントとなります。
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