不動産売却前のリフォームは不要なことが多い?その理由や必要なケースとは

2022-08-16

不動産売却前のリフォームは不要なことが多い?その理由や必要なケースとは

この記事のハイライト
●不動産を売却する前のリフォームは、不要であるケースが多い
●リフォームが必要な場合は、部分的に実施することがおすすめ
●不動産をスムーズに売却したいときは、リフォーム以外の方法も検討すると良い

不動産を売却するときは、「リフォームをしてから売り出したほうが、早く高く売れる可能性が高くなるのでは」と考える方もいるでしょう。
しかし不動産売却前のリフォームには大きな注意点があるので、慎重に決断することが大切です。
そこで今回は、長岡市を中心とした新潟県全域で不動産売却をご検討中の方に向けて、売却前のリフォームの必要性についてご説明します。
不動産の売却につながるリフォーム以外の方法もご説明しますので、ぜひご参考にしてください。

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不動産は売却前にリフォームをするべきか?①不要なケースと理由

不動産は売却前にリフォームをするべきか?①不要なケースと理由

結論から申し上げますと、不動産を売却する前のリフォームは基本的に不要です。
その理由は、売却前にリフォームを実施した場合のメリットとデメリットを確認すると、わかりやすいでしょう。

不動産売却前にリフォームをした場合のメリットとデメリット

不動産を売却する前にリフォームを実施すると、以下のようなメリットがあります。

  • 購入検討者に与える印象が良くなる
  • すぐに入居できる物件を探している方の検討対象になる
  • 不具合や破損による被害の拡大を防止できる

このメリットだけを見ると、不動産を早く売りたいときにリフォームは有効であると感じるかもしれません。
ただし、不動産売却前のリフォームには、以下のようなデメリットがあります。

  • リフォームにかかった費用は回収できないことが多い
  • 購入後のリフォームを考えている方の検討対象から外れる
  • 売り出すまでに時間がかかる

なかでも、リフォーム費用を回収できない可能性が高いことは大きなデメリットでしょう。
その理由は、リフォーム費用を売却価格に上乗せすると、相場よりも高い金額になってしまうからです。
「きれいな物件なら、多少高くても売れるのではないか」と思うかもしれませんが、中古物件を探している方がとくに重視するのは「価格」です。
最近は、「安い物件を購入して、自分好みにリフォームしよう」と考える方も増えているので、リフォーム済みの物件が喜ばれるとは限りません。
リフォーム工事には時間がかかるため、すぐには売り出せないこともデメリットです。

不動産売却前のリフォームが基本的に不要である理由

ご説明したメリットとデメリットを踏まえると、不動産売却前にリフォームを実施した場合は、以下のようなケースが多くなると考えられます。
買主が見つかりやすくなる効果はあるが、費用を回収できない可能性が高い
さらに、リフォームの内容が好みに合わない場合は検討対象から外れてしまい、「買主が見つかりやすくなる効果」も薄れてしまう可能性があります。
リフォーム費用は高額になることが多い点を考えると、費用対効果に乏しいといえるでしょう。
この点が、不動産売却前のリフォームは基本的に不要だといわれる大きな理由です。

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不動産は売却前にリフォームをするべきか?➁必要なケース

不動産は売却前にリフォームをするべきか?➁必要なケース

不動産売却前にリフォームをしても、高く売れる効果はあまり期待できないことがわかりました。
ただ、買主が見つかりやすくなる効果は、それなりにあると考えられます。
注意点は費用の回収が見込めないことですが、なかには費用をかけてでもリフォームをしたほうが良いケースもあります。

リフォームが必要なケース1:対処するべき不具合や汚れがある

物件に大きな不具合があったり汚れがひどかったりすると、購入後のリフォームを前提として不動産を探している方にも、購入を見送られてしまうかもしれません。
たとえば、雨漏りやシロアリ被害などをそのままにしていると、購入検討者が不安を感じてしまい、なかなか売れない可能性があります。
また、「水回りにカビやサビが多い」「壁紙の汚れが目立つ」などのような物件を見ても、購入意欲は湧きにくいでしょう。
このように、売却に悪影響がある不具合や汚れは、費用をかけてでも対処しておかないと売れ残ってしまう可能性があります。
とくに雨漏りやシロアリ被害は、放置していると建物の傷みが拡大してしまうので、早めに対処することが大切です。
ただしできるだけ費用の負担を抑えるために、リフォームは必要最小限にとどめておきましょう。

リフォームが必要なケース2:値引き額が費用よりも大きくなる

不動産売却前のリフォームが不要なのは、売主の手元に残るお金が少なくなってしまいそうなケースです。
たとえば、売却価格が同額の場合は、リフォームをしないほうが手元に多くのお金を残せます。
ただし、不具合や汚れが多くて大幅な値引きを求められそうな場合は、部分的にリフォームをしたほうが良い結果につながることがあるでしょう。
もし100万円以上の値引きをしないと売れそうにないときは、数十万円ほどの予算を設けて、優先順位の高い箇所からリフォームを実施してみましょう。

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不動産は売却前にリフォームをするべきか?➂その他の有効な方法

不動産は売却前にリフォームをするべきか?➂その他の有効な方法

不動産を売却する前のリフォームは不要だと思ったら、売却につながる他の方法を実践してみましょう。
とくにおすすめできる方法を3つ、ご説明します。

不動産の売却に有効な方法1:インスペクションを実施する

インスペクションとは、専門家がおこなう建物状況調査のことです。
国が定めた基準に従って専門家が客観的に調査するため、買主に安心感を与え、スムーズな売却につながる可能性が高まります。
また、建物の状態を正確に把握できるので、リフォームが必要かどうかを判断する基準にもなります。
インスペクションにかかる費用は数万円ほどで、高い費用対効果が見込めることもメリットです。

不動産の売却に有効な方法2:修繕や掃除をしっかりとおこなう

ちょっとした修繕や掃除だけでも、物件の印象アップにつながります。
ですから、大掛かりなリフォームは不要だと思われる場合でも、できる限りの修繕や掃除はしておきましょう。
「破れた障子を張り替える」「壁に付いた傷を簡易的に修繕する」などの作業なら、ご自身でも対応しやすいでしょう。
また、部屋や水回りの落ちない汚れが気になる場合は、ハウスクリーニングもおすすめです。
ハウスクリーニングはリフォームよりも費用が安く、時間もかかりません。
たとえば、キッチンをリフォームすると100~200万円ほどの費用がかかり、数日~1週間ほどの日数が必要です。
その点、ハウスクリーニングの費用は2~4万円ほどで、時間も2~4時間で実施できます。
インスペクションと同様に高い費用対効果を期待できるので、ぜひ実施を検討してみましょう。

不動産の売却に有効な方法3:解体や買取を検討する

建物の築年数が経っている場合は、部分的なリフォームでは対処しきれないことがあるでしょう。
とはいえ大掛かりなリフォームをすると、費用の負担が重くなってしまいます。
その際は、建物の解体を検討してみましょう。
解体して更地にすると、土地を探している方の検討対象になる可能性があります。
ただし解体にも費用がかかるので、「更地にしたほうが売れるのか」という点をしっかりと見極めることが大切です。
また、買主がなかなか見つからない場合は「買取」もおすすめです。
買取は、不動産会社が物件を直接買い取る方法なので、買主を探す必要がありません。
物件を再販売するためのコストが差し引かれるため、買取価格は仲介よりも低めになりますが、不動産売却をスピーディーに完了できます。
弊社は仲介と買取のどちらのご依頼も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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まとめ

不動産を売却する前のリフォームは、基本的に不要です。
ただしリフォームしたほうが良いケースもあるので、迷ったときは不動産会社に相談しましょう。
私たち「新潟県不動産査定の窓口」は、長岡市を中心に新潟県全域で不動産の売却をサポートしております。
査定のご依頼はもちろん、売却に関するご相談も随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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