2022-08-16
不動産の売却は、その物件に住みながらおこなうケースもたくさんあります。
ただしデメリットや注意点があるので、事前にしっかりと理解しておきましょう。
今回は、長岡市を中心とした新潟県全域で不動産の売却をご検討中の方に向けて、不動産に住みながら売却する方法についてご説明します。
メリットやデメリット、注意点もご説明しますので、ぜひご参考にしてください。
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目次
売却する不動産は、「まだ住んでいる状態」か「すでに空き家の状態」のどちらかでしょう。
すでに空き家で荷物がない状態のほうが、内見や引き渡しが比較的スムーズにできると考えられます。
ただ、「引っ越し先がまだ決まっていない」「売却金を新居の購入費用に充てたい」などの事情があり、売り出す前に引っ越すことが難しい場合は、住みながら売却を進めることもできます。
とくに自宅を買い替える際は、現在の家に住みながら売却したあとで新居を購入する「売り先行」と呼ばれる方法が一般的です。
その理由は、現在の自宅を空き家にしてから売却しようとすると、先に新居を購入するか仮住まいを探す必要があるからです。
どちらも手持ちの資金を使う必要が生じるため、貯蓄に余裕がないと難しいでしょう。
その点、不動産に住みながら売却する方法なら、売却前に手持ちの資金をそれほど使う必要がありません。
そのため、住みながら売却する方法を選ぶ方が多い傾向にあるのです。
なお、買い替えではなく資金調達が目的で自宅の売却を考えている場合は、「リースバック」もおすすめの方法として挙げられます。
リースバックとは、自宅を不動産会社などに売却したあとで、その物件の賃貸借契約を結ぶ方法です。
賃料を支払って売却した自宅に住み続けることができるので、引っ越し先を探す必要がなく、売却したことを知られて理由を詮索される心配もありません。
住み慣れた自宅を離れずにまとまった資金が手に入るので、「資金は必要だけど、できれば引っ越しはしたくない」という場合は、ぜひ一度検討してみましょう。
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不動産に住みながら売却する方法には、メリットがある反面デメリットもあります。
デメリットを押さえておかないと、なかなか売れない可能性があるので注意しましょう。
不動産に住みながら売却する場合は、以下のようなメリットがあります。
大きなメリットは、不動産の売却金を新居の購入や引っ越し費用などに充てられることです。
先に新居を購入した場合は、不動産の売却金が使えないことや、いくらで売れるかわからないので資金計画が立てにくいことがデメリットです。
その点、現在の自宅を売却したあとで新居を購入すると、住み替え費用を確保できて安心なうえ、資金計画が狂うことも少ないでしょう。
また、購入検討者が内覧に訪れたとき、その家での生活をイメージしやすいこともメリットです。
家具や家電がない空っぽの物件は、広々とした印象を与えられる反面、生活をイメージしにくかったり殺風景な印象を持たれてしまったりすることがあります。
近年は「その物件での新生活がイメージできる」という点が売却に効果があると考えられるようになり、レンタルした家具や小物などで売却する物件を演出する「ホームステージング」がおこなわれることも増えています。
住みながら売却する場合は家具や家電がある状態なので、工夫次第で見学者の購入意欲を高められる可能性があるでしょう。
そして、空き家に比べて管理の手間がかからないこともメリットの一つです。
人が住まない空き家は、湿気などが原因で劣化が早く進むため、定期的に通って換気などの対応をしなくてはなりません。
売却する家に住んでいる場合は、普段の生活が建物の管理につながっているので、急速に劣化することは少ないでしょう。
不動産に住みながら売却する場合は、以下のようなデメリットに注意しましょう。
空き家の場合は、鍵を不動産会社に預けておくと、売主が立ち会えないときでも内覧に対応してもらえます。
けれども、売却する物件に住んでいる場合は、売主が不在だと内覧ができません。
そのため、内覧を希望されることが多い休日は予定を空けておくなど、スケジュールを調整する必要があります。
さらに、生活感が出すぎていると、好印象につながりにくくなることも注意点です。
先述したように、家具や家電があると生活をイメージしてもらいやすいメリットはありますが、「汚れている」「散らかっている」などのマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
そのような印象を与えてしまうと、なかなか売却にはつながらないでしょう。
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不動産に住みながら売却するときは、メリットやデメリットとともに、以下の2つの注意点を把握しておくことが大切です。
これらの注意点について、それぞれご説明します。
内覧は不動産購入の決め手になることが多いため、不動産を売却する際の重要なポイントだといえます。
内覧で良い印象を与えられると、売却につながる可能性が高まるでしょう。
ただ、売却する物件に住んでいる場合は、きれいな状態を保つことが難しいかもしれません。
一度きれいにしても、日々の生活で汚れたり散らかったりしやすいので、普段から整理整頓や掃除を入念におこなうことが必要です。
先述したように、物件に生活感が出すぎていると、イメージダウンにつながってしまいます。
購入検討者に「買いたい」と思ってもらうためには、内覧の予定が入るたびに片付けや掃除を徹底する必要があるので、手間がかかることは想定しておきましょう。
不動産に住みながら売却する場合でも、新居探しは始めておく必要があります。
買主が決まったら、引き渡し日までに引っ越しを済ませなくてはならないからです。
自宅を買い替える場合は、購入したい物件がすぐに見つかるとは限らないので、早めに事前調査を開始しておきましょう。
もし、引き渡し日までに新居の購入と引っ越しが終わらない場合は、仮住まいに移る必要があります。
引っ越しが2回になるので手間や費用が増えるほか、仮住まいが賃貸物件だと家賃もかかるので、できるだけ自宅の売却と新居の購入が同時に終わるように進めましょう。
なお、「住みながら売却するのは難しそう」と思った方には、不動産会社による買取もおすすめです。
買取は不動産会社が物件を直接買い取る方法で、買主を探す必要がなく、スピーディーに不動産を売却できることがメリットです。
物件を再販売するコストが差し引かれるため、仲介よりも価格が安くなる可能性はありますが、内覧の準備や対応などの手間がなくなります。
弊社は買取のご依頼も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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不動産は、その物件に住みながら売却を進めることもできます。
その際は、できるだけスムーズに売却できるように、デメリットや注意点をしっかりと押さえておきましょう。
私たち「新潟県不動産査定の窓口」は、長岡市を中心に新潟県全域で不動産の売却をサポートしております。
仲介と買取のどちらのご依頼も承っておりますので、売却をお考えでしたら弊社までお気軽にお問い合わせください。