ゴミ屋敷でも買取できる？ゴミ屋敷の定義や不動産買取のメリットを解説

相続した家がゴミ屋敷になっており、どのように処分したら良いのか分からず、お困りの方はいらっしゃいませんか。
ゴミ屋敷は売却するのが困難なため、仲介ではなく買取を依頼するのがおすすめです。
そこで今回は、ゴミ屋敷の定義やゴミ屋敷を買い取れる業者の特徴、買取を依頼するメリットなどを解説します。
新潟県長岡市を中心に新潟県全域で不動産の買取を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。

特殊な不動産は買取がおすすめ！ゴミ屋敷の定義とは？

近年、メディアでもよく耳にする「ゴミ屋敷」ですが、その定義をご存じでしょうか。
家に溜まったゴミの状況によっては、ゴミ屋敷ではなく「ゴミ部屋」や「汚部屋」と呼ばれることもあります。
ここからは、ゴミ屋敷の定義やゴミが溜まる原因、ゴミ屋敷になった場合の問題点などを解説します。

ゴミ屋敷とは

ゴミ屋敷とは、足の踏み場もないほどゴミが散乱している家のことです。
なかには、ゴミが天井や家の外にまで積み重なっている状態の家もあります。
近年、メディアで多く取り上げられていることもあり、イメージできる方も多いのではないでしょうか。
ゴミが増えると悪臭や害虫が発生して、アレルギー症状や呼吸困難など、さまざまな健康被害を及ぼします。
なお、家に溜まったゴミの状況によっては、ゴミ部屋や汚部屋と呼ばれることもあります。
ゴミ部屋
ゴミ部屋とは、室内だけにゴミが散乱している状態で、外部からはゴミが溜まっていると分からない物件を指します。
ゴミ屋敷の場合は、玄関先や庭にまでゴミが積み上げられ、外から見てもすぐにゴミ屋敷だとわかるケースが多いです。
一方でゴミ部屋は、家屋の外にはゴミがなく、玄関を開けるまでゴミが堆積していると分からない状態をいいます。
汚部屋
汚部屋とは、単にゴミが溜まってしまったというよりも、物が散乱して片付けられていない状態をいいます。
たとえば、趣味のコレクションが大量にあり、室内のわずかな空きスペースで寝起きや飲食をおこなっている状態などです。
片付けをしようにも物を捨てられず、汚部屋はなかなか解決するのが難しいといわれています。

ゴミ屋敷になってしまう原因

ゴミ屋敷になってしまう原因はさまざまです。
単に1つだけではなく、そこに住んでいる方の数だけ理由があります。
たとえば最愛の方との死別など、悲観的な出来事によって自己管理が難しくなり、ゴミ出しができなくなってしまうなどです。
また、物が捨てられない病気を患い、次第に物が溢れて家の外にも進出してしまうケースもあります。

ゴミ屋敷の問題点

先述したように、ゴミが蓄積すると雑菌や害虫が繁殖し、健康を害する恐れがあります。
それだけでなく、ゴミが原因で火災が発生したり、近隣住民とトラブルになったりする可能性も出てきます。
ゴミは燃えやすいため、1度火が付いてしまうとなかなか消火できません。
ゴミの堆積によって避難経路を確保できず、最悪の場合、命を落としてしまう危険もあります。
また、ゴミから発生する悪臭や害虫が原因で、近隣住民とトラブルになる可能性もあります。

ゴミ屋敷も買取可能な不動産会社の特徴とは？

ゴミ屋敷を売却しようにも、そのままの状態ではなかなか買主は見つかりません。
まずはゴミを撤去してきれいに掃除しなければならず、手間とコストがかかります。
そこでおすすめなのが、訳あり物件を扱う専門の買取業者に買取を依頼することです。
専門の買取業者に直接売却すれば、ゴミ屋敷を丸ごと手放せるというメリットがあります。
ここでは、ゴミ屋敷も買い取れる不動産買取業者の特徴について解説します。

ゴミ屋敷も買い取れる買取業者とは

ゴミ屋敷も買取可能な業者とは、訳あり物件の売買をおこなう不動産会社のことを指します。
家の売買と聞くと、住める状態の家をイメージする方がほとんどではないでしょうか。
訳あり物件を扱う専門の買取業者であれば、ゴミ屋敷でも買い取れる可能性があります。
買い取った物件のゴミや私物はすべて撤去し、リフォームを施してから再販することを目的としているためです。
ゴミを撤去する時間や費用がなく、すぐに物件を手放したい方は、専門の買取業者へ売却することをおすすめします。

ゴミ屋敷清掃業者との違い

ゴミ屋敷清掃業者とは、ゴミや不用品を撤去して清掃をおこなう業者です。
ゴミ撤去後にリフォームや消臭作業が必要な場合は、追加料金が発生することもあります。
あくまでもゴミ屋敷の掃除を請け負う業者なので、家の買取まではおこなっていません。
片付けを終えたあとに家を売買したい場合は、1から不動産会社を探して手続きをおこなう必要があります。

不動産会社がおこなう仲介との違い

仲介とは、不動産会社が売主に代わって売却活動をおこない、一般の買主を探す方法です。
ゴミ屋敷をそのまま購入する買主はほとんどいないため、まずは売主自身がゴミの撤去や掃除をしなければなりません。
ゴミの片付けが済んだら、不動産会社が買主を探すために売却活動をおこないます。
その点、専門の買取業者に依頼すれば、ゴミ屋敷を丸ごと手放せる可能性が高いです。
仲介で売り出すときのように、売主自身がゴミを処分したり掃除したりする必要はありません。

ゴミ屋敷と化した不動産を買取で売却するメリット

最後に、ゴミ屋敷を専門の買取業者に売却するメリットを解説します。

短期間で物件を手放せる

専門の買取業者に依頼すれば、短期間（1週間～1か月程度）でゴミ屋敷を手放せるというメリットがあります。
はじめから売却先が決まっているため、仲介で売るときのように、購入希望者が現れるのを待つ必要はありません。
また早く手放せる分、メンテナンス費用や税金を節約できる点もメリットといえるでしょう。
すぐに現金化したい方や、売却活動に時間をかけられない方は、専門の買取業者への依頼を検討してみてください。

売主は売却後の責任を負わずに済む

不動産を個人に売却する際、売主は契約不適合責任を負います。
契約不適合責任とは、契約書に記載のない不具合があとから見つかった場合に、売主が負わなければならない責任のことです。
家にゴミが散乱した状態では、たとえ売主であっても、物件の不具合について把握するのは難しいでしょう。
売却後に不具合が見つかった場合、売主は買主から損害賠償や売買契約金額の減額などを請求される恐れがあります。
一方で、専門の買取業者に依頼すれば、売主の負う契約不適合責任の一切を特約によって免責することが可能です。
「物件に不具合が見つかったらどうしよう」と不安に思うこともなく、売主も安心して取引がおこなえるでしょう。
ただし、契約不適合責任を免責にしていない会社もあるため、契約を結ぶ前に必ず担当者に確認することが大切です。

売主自身でゴミを処分する必要がない

先述したように、専門の買取業者にゴミ屋敷の買取を依頼するのであれば、売主自身でゴミの処分や清掃をする必要はありません。
専門の買取業者は、買い取った不動産を掃除やリフォームして、付加価値を付けた上で再販するためです。
ゴミの処分や清掃にかかる費用は、約数万円～100万円前後かかるといわれています。
費用や手間をかけずにそのままゴミ屋敷を手放せるのは、買取ならではの大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

ゴミ屋敷はそのままでは売却ができないため、仲介で売り出すにはゴミの撤去や掃除が必要です。
しかし、訳あり物件を扱う専門の買取業者であれば、ゴミを処分せずにそのまま売却できる可能性があります。
ゴミ屋敷は放置するとさまざまなリスクが発生するため、早めに買取を検討しましょう。
長岡市の不動産売却なら「新潟県不動産査定の窓口」へ。
買取や査定もおこなっており、新潟県内全域で対応が可能です。
専門知識を持ったスタッフが対応させていただきますので、安心してお問い合わせください。