不動産売却における入札方式とは?メリットや流れを解説

2024-10-01

不動産売却における入札方式とは?メリットや流れを解説

この記事のハイライト
●入札方式とはオークション形式でマイホームを売る方法で一般的な不動産売却とは取引の方法が異なる
●高額で売れる可能性があることや早期の売却が見込めることなどがメリットだが、購入希望者がいなければ相場より安く売ることになる可能性がある
●売り出し価格を決めたり仲介代理人を決めたりしたあと入札者と売買契約を締結するのが一般的な流れ

土地や建物を売る場合、不動産会社に仲介を依頼して買主を見つけるのが一般的です。
スムーズに売りたい場合は、買取という方法も、選択肢の一つでしょう。
しかし、近年では入札方式で売却するケースも増えています。
今回は入札方式とはどのような売り方なのか、メリットや流れについて解説します。
新潟県長岡市を中心に、新潟県全域で土地や建物を売るご予定の方は、ぜひ参考になさってください。

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不動産売却における入札方式とはどんなもの?

不動産売却における入札方式とはどんなもの?

まずは、入札方式とはどのようなものなのか、一般的な売却とはなにが違うのかについて解説します。

入札方式とは?

入札方式とは、オークション形式でマイホームを売る方法です。
一つの土地や建物に対し、複数の購入希望者が金額を競り合い、高い金額を付けた方が購入することができます。
入札方式とは、これまで競売(裁判所)や公売(国や自治体)などで活用されてきました。
また、企業などが所有する土地を売る際にも、多く用いられています。
個人の不動産売却の場合、投資目的や収益物件に活用されていましたが、マイホームの売却では利用されることはほどんどありません。
しかし、近年は個人の方が不動産取引をおこなう際、入札方式を用いるケースが増えています。

一般的な不動産売却とはなにが違う?

マイホームを売ったり相続した実家を手放したりする一般的な不動産売却との違いは、取引の方法です。
一般的な売却における取引は、不動産会社に仲介を依頼し、販売活動をおこなったうえで買主を見つけます。
内覧対応やオープンハウスなどを実施し、購入希望者と契約条件のすり合わせをおこなったりするのが特徴です。
最終的には売主と買主、それぞれ合意した条件(金額や引き渡し日など)で、契約に至ります。
このような一対一での取引を相対取引と呼び、個人の方が一般的に用いる売却方法です。
その反面、入札方式では、購入希望者が複数いる状態の取引となります。
そのなかで1番高い金額を提示したり、良い条件で購入してくれたりする買主に売るという方法です。
たとえば一つの土地や建物に対し、AさんからEさんの5人の購入希望者がいたとしましょう。
AさんとBさんは1,000万円でCさんは800万円、Dさんは1,200万円、Eさんは1,100万円で買取を希望しています。
このケースでは、もっとも高い金額で買取を申し出たDさんと、売買契約を締結することになります。

向いている不動産とは?

入札方式に向いている不動産は、地方の土地や山林、農地などです。
つまり、個人では購入しにくい広い土地などが該当します。
自治体や企業なら、その土地を有効活用しやすいため、ターゲットにするとスムーズに売却できるかもしれません。

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不動産を入札方式で売却するメリットとデメリット

不動産を入札方式で売却するメリットとデメリット

続いて、入札方式で土地や建物を売るメリットと、デメリットについて解説します。

メリット1:高額で売れる可能性がある

メリットとしてまず挙げられるのが、高額で売れる可能性があることです。
入札価格が見えるため、購入希望者同士の価格競争が起こりやすくなります。
複数の方が、予算のなかで価格を競り上げるため、売主自身も考えていなかったような、高い価格で売れるケースも多いです。
買取する側が自治体や企業の場合、購入するメリットが大きいほど高額の落札に繋がる可能性があるでしょう。
より高く購入してくれた方に売るということは、後悔が少なく納得感がある売り方といえます。

メリット2:契約が白紙になる可能性が低い

契約が白紙になる可能性が低いことも、メリットの一つです。
一般的な不動産売却では、買主が住宅ローンを組む場合、審査をクリアするまで安心できません。
売買契約書を締結しても、特約(住宅ローンの審査が否決だった場合は契約解除になる)のため、無条件で白紙となってしまいます。
せっかく買主が見つかったのに、また一から販売活動をおこなう必要があり、売主側の負担が大きくなるでしょう。
その反面、入札方式なら住宅ローンの審査による影響を受けずに取引できるのがメリットです。

メリット3:早期の売却が見込める

メリットとして、早期の売却が見込めることも挙げられます。
一般的な不動産売却では、買主が見つかるまでに数か月かかるのが一般的です。
土地や建物の立地や築年数など、条件によってはなかなか売れず、悩んでしまうこともあるでしょう。
一方、複数の購入希望者を募ることができるので、短期間で成約に至る可能性があります。

デメリット:購入希望者がいなければ価格が安くなったり売れなかったりする可能性がある

デメリットは、購入希望者がいなければ価格が安くなったりすることや、売れなかったりする可能性があることです。
先述のとおり、高額で売却しやすいのがメリットとなります。
しかし、購入希望者がいなければ、価格を下げざるを得ない状況になるかもしれません。
入札方式を用いる場合、価格設定が重要となるので、不動産会社にご相談ください。

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入札方式による不動産売却の流れ

入札方式による不動産売却の流れ

最後に、入札方式による不動産売却の流れにについて解説します。

流れ1:相場を調べて売り出し価格を決める

流れとしてまずおこなうことは、相場を調べたうえで売り出し価格を決めることです。
先述のとおり、入札方式を用いる場合、価格設定が重要となります。
相場より高く設定してしまうと、購入希望者が集まりにくく、なかなか成約に至らない恐れがあります。
そのため、ご自身であらかじめ相場を調べたうえ、不動産会社と相談しながら適正価格を設定することが重要です。

流れ2:仲介代理人と媒介契約を締結する

次の流れは、不動産会社と媒介契約を締結することです。
媒介契約とは、仲介を依頼する不動産会社と締結する契約で、仲介手数料の金額や契約期間などがまとめられています。
媒介契約の締結後、不動産会社は購入希望者を募ります。

流れ3:入札者と売買契約を締結する

不動産の購入者が決定したら、次は売買契約の締結です。
入札方式では、1番高い金額を付けた方が、土地や建物を落札することになります。
価格や契約条件の交渉がおこなわれることが多いので、入札時の金額で契約するケースは少ないでしょう。

流れ4:入金と引き渡しをおこなう

購入者と売買契約を締結したら、次の流れは入金と引き渡しです。
一般的には、売却金が入金されたタイミングで所有権が移転されることになります。
同じタイミングで、鍵などの必要なものとともに、引き渡しをおこない売却の完了です。

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まとめ

入札方式とはオークション形式でマイホームを売る方法で、一般的な不動産売却とは取引の方法が異なり、複数の購入希望者のなかから1番高い金額を提示した方に売却します。
高額で売れる可能性があることや早期の売却が見込めることなどがメリットですが、購入希望者がいなければ相場より安く売ることになる可能性があることなどがデメリットです。
売り出し価格を決めたり、仲介代理人を決めたりしたあと、入札者と売買契約を締結するのが一般的な流れとなります。
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専門知識を持ったスタッフが対応させていただきますので、安心してお問い合わせください。


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